個人輸入と小口輸入の違い

個人輸入については、実ははっきりとした定義はありません。

一般的には「外国の製品を個人で使用することを目的として、海外の通信販売会社、小売店、メーカーなどから、個人が直接購入すること」といわれています。
「小口輸入」は輸入後に国内で販売して利益を上げることを目的にしていますから、少量での輸入とはいえ法規制の対象となる業務輸入です。
一方「個人輸入」は輸入した本人が自己使用することを目的に輸入するものなので、第三者へ販売したり不特定多数の人に配布したりすることはできません。

個人輸入の形態としては、

  1. 輸入者自身が購入したい品物を直接、外国の通信販売会社、小売店、メーカーなどに注文して、そこから直接購入する方法
  2. 輸入代行業者に注文して、その代行業者を通じて輸入する方法

などがあります。

また、海外からの輸送方法については、

  1. 国際郵便を利用する方法
  2. 国際宅配便を利用する方法
  3. 一般貨物として、船便又は航空便を利用する方法

などがあります。

いずれにしても、個人輸入は海外との直接取引きですから、サイズ違い、破損等のトラブルは、自力で処理しなければならないという、リスクを負うことも知っておく必要があります。

また、日本に輸入が禁止されている物や、輸入が規制されている物がありますので、十分に注意して下さい。